建築家との家づくり:第二章 建築家との家づくり ~ 住宅メーカーとの違い 千葉、東京

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第二章 建築家との家づくり ~ 住宅メーカーとの違い

多くの方々は、建築家が建てる家は、スタイリッシュ、モダン、おしゃれといったイメージを持たれているのではないかと思います。

確かに住宅メーカーや工務店の家に比べ、建築家の家はとても個性的です。
ですが、建築家の家と、住宅メーカーや工務店の家との根本的な違いは別にあります。

ここでは、その違いをわかりやすくお伝えします。

建築家は純粋な設計者であり、施工は行いません

住宅メーカーや工務店は、設計と同時に施工(家を建てる工事) も行います。

建築主が支払う金額には、この両方が含まれますが、その内訳は圧倒的に施工のほうが大きくなり、住宅メーカーや工務店の仕事は、施工が中心になります。

また住宅メーカーの家は、予め決められた規格が前提になりますし、工務店にも得意とする建築工法や、いつも使用する建材に大なり小なり影響を受けるため、設計(空間デザイン)を最優先するには限界があります。

これに対し、建築家は、施工を請け負いません。

よって、予め決められた規格や施工業者の都合にまったく影響されることなく、純粋に設計(空間デザイン)業務に専念することができます。

この違いは、できあがる家に大きく影響します。

詳しくは以下でご説明します。

また、建築家と家を建てる場合は、建築家とは設計監理契約を結び、施工に関しては、工務店と工事請負契約を結ぶことになります。

規格住宅ではありません

例えば、住宅メーカーは、ある決まった工法や設計、寸法に基づいた家を国から予め一括して許認可を受け、その決めごとの範囲で家を建てます。

こうした規格化によって1つ1つの家の許認可手続きを簡略化し、予め部材を大量に仕入れ、工場で規格に基づいて事前に加工することでコストダウンを図っています。

施工を行うのは下請けの工務店で、どの家も同じ工法、同じ建材を使うため施工にも習熟しており、効率的に家を建てることができます。
細かな規格や仕様まですべて予め決まっていますので、基礎工事が終わればあっとういう間に家が姿を現すのはそのためです。

これは住宅メーカーで建てる際の大きなメリットですが、反面デメリットもあります。

1つは、設計の自由度が大幅に制限されること。

自由設計をうたっている住宅メーカーもありますが、それは上記でもお伝えした、規格の範囲での自由設計であり、真の意味で自由ではありません。

例えば、ある住宅メーカーが、天井高を2.5m~2.6mで許可を受けている場合、3mにしたい場合は対応できません。

また、できたとしても、規格外の建材をその家のためにだけに作ることになり、また、別途、許認可が必要になるため、大幅なコストアップが生じます。

こうした個別のサイズ変更のみならず、土地の形状の良いところを活かし、悪いところをカバーするような設計を行うことは困難な場合が多いようです。

例えば、台形の土地や、長方形の土地では、その形状を活かした家を設計をすることは一般的に難しいと考えられます。

また、本来、住宅メーカーの家は、一定の規格内で設計された家を大量に販売しなければならない宿命があります。

そのためにはテレビに宣伝を流し、見栄えのするパンフレットを作成し、住宅展示場を建設し、そこに営業マンを常駐させ、本社とたくさんの支店を構え、販売ネットワークを構築する必要がありますが、それらの莫大なコストはすべて建築主がお支払いになる金額に上乗せされているのです。

住宅産業研究所のデータによれば、建築主が支払う金額のうち、実際に家を建てるために使われるのは約60%であり、残りの40%は、上述した、家を売るためのコストとメーカーの利益になることがわかっています。

その一方で、建築家と建てる家は、もともと大量生産、大量販売する必要があるはずもなく、部材の事前加工や規格化によるコストダウンをする理由もありません。

もちろん、テレビ宣伝M、展示場、営業マンの費用も必要ないので建築主が支払う金額から建築家の利益分を差し引いたすべては、設計と監理に充てられます。

建築家が最も重視するのは、建築主のくらしのスタイルに100%フィットした、建築主とその家族が最も快適に暮らすことができる家をゼロから設計することです。

住宅メーカーや工務店は坪単価の安さや広さを売りにすることが多々あります。

が、建築家と建てる家の本当の価値は、広さでも金額でもありま
せん。

誰のためでもない、あなたとあなたの家族のためだけに設計(デザイン)された空間そのものが、何よりの価値なのです。

そこは、あなたの土地の形状を最大限に活かし、あなたとあなたの家族が最も幸せを肌で感じることのできる、世界でたった1つの快適空間なのです。

工事の監理も重要な仕事です

設計に加えて、建築家の重要な仕事に、工事の監理があります。

監理とは、設計通りに工事が行われているか、確認する作業です。

監理は、法律で義務づけられていますので、住宅メーカーであろうが、工務店であろうが、監理者を決めて実施されますが、住宅メーカー、工務店では、社内の人間を監理者に充てることが普通です。

そうすると、施工する人もそれを監理する人も同一組織となり、客観的で適切な監理が行われなくなる可能性が生じます。

建築主にとっては、その会社を信用してすべてを預けることになります。

それに対し、建築家が監理する場合、施工業者との間に利害関係がないため
完全に建築主の立場で、厳しく客観的な視点で工事をチェックでき、ミスや手抜き工事を未然に防ぐことができます。

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