建築主のメッセージ:谷津の家

建築主のみなさんからいただいたメッセージ

谷津の家

この家のデータ

千葉県習志野市
2009年6月
一戸建て専用住宅
敷地面積184.02㎡(55.7坪)
延床面積144.20㎡(43.7坪)
木造 地上2階建
次世代省エネ基準、耐震性等級3、ガレージハウス

こんな家が欲しかった!

豊かな陽ざしにも関わらず、プライバシーに気を遣わなくてすむ家

  • 一年を通して陽が差し込むリビングとルーフテラスのある家
  • 外から視線を感じない、プライバシーをしっかり確保した家
  • リゾートのような安らぎを感じられる家

最初から建築家にお願いしたかった

それだけは最初から決めてました。
家を建てるなら、建築家にお願いしたいと。

海辺のリゾートのような家。
家族が集うリビング、光と影を楽しめる空間とプライバシーが守られた家。

そんな想いをいっぱい持っていました。

でも、うまくいくのか、不安はありました。
資金計画や、住んでいたマンションの売却のことや、建築に対する知識がないことなど、はじめのうちはいろいろ心配でしたね。

それでも、”家を建てる”というプロセスに自分自身も参加し、それを楽しみ、その結果としてできあがった『家』に住み続けることが理想であり、そのすべてに投資したいと思っていました。

建築途中で母が・・・

同居予定の母が突然亡くるという非常事態があり、建築計画は中断してしまいました。

予定していたさまざまなことに変更が生じ、一時はとても心配しました。

そのほかにも、工務店の事情で施工が遅れたり、マンションの売却に時間がかかったり、さまざまな困難がありました。

それでも、母の死を乗り越え、できあがる家をイメージしては思い悩んだり、少しづつ進む現場の様子を見ては、「家づくり」の時間を共有し、アトリエ24にたくさんの質問をし、建築やインテリアについて学べたことなど、楽しい時間もたくさんありました。

こんなことにも付き合ってもらって

家づくりの資金計画はなかなか難しいものです。

本来、こうしたことは建築家の仕事ではないはずですが、飯沼さんは、銀行との交渉のタイミングを計り、交渉にも立ち会ってくれました。

マンションの売却に関するアドバイスまでしてもらって、設計、建築以外のさまざまなことに関し、相談にのってもらえて心強かったですね。

最初は、現場への目の届きやすさなどから、近くにある建築事務所に依頼したいと思っていましたが、実際にたくさんの話し合いの時間を重ねる中で、アトリエ24の、というか、飯沼さんの責任感や「家づくり」への想い、考えに共感するようになりました。

建築家を選ぶ時には、近いことはもちろん大切な要素だと思いますが、やはり、

  • 施主の漠然とした思いへの理解力
  • さまざまな不安を解消するために、業務領域外のことにもアドバイスし、行動してくれるコンサルティング力
  • 責任感の強さやプロジェクトの管理/遂行能力

が大切だと思います。
飯沼さんは、これらの点で、安心させてくれる建築家でした。

もう一度建てるとしても、迷わず建築家を選びます

最初はただ漠然としたイメージに過ぎませんでした。

それが、1つ1つ具体的な形で提案され、予算が適切に配分され、多くの建設的な修正を経て、1つの家ができあがります。

この家のできばえには満足しています。

週末には工事中の家の中に入り込み、完成後のくらしに思い巡らせ、長い時間の経過を建築家と共有したことで、完成前から深い愛着が湧いていました。

地鎮祭、上棟式、そして完成した家のテラスで飯沼さんと乾杯したことなど、とても思い出深いですね。

建築家は、「家づくり」の素晴らしいパートナーであり、それは家ができて2年が経過する今でも続いています。

贅沢を言えば、CGを使ってのプレゼンや、修正のシミュレーションができれば、建築に詳しくない家族も、より深く楽しく家作りに参加できたのかな、とも思います。

それでも、もしも、もう1度家を建てるとしたら、迷うことなく建築家と建てると断言できます。

私たちにとって家は、帰る場所であり、家族や友人が集う唯一の場所ですから。

一つの住まい一つの生き方。

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