建物の設計を行ったり、建築確認を申請するには『建築士』という国家資格が必要になります。
建築家は、ほとんどの場合、『一級建築士』の資格を持っています。
建築主の希望や価値観、美意識を形にするために、選ばれた1つの土地が持つ特性を最大限に活かしつつ、様々な条件を調整し、建築主と建築家が一緒になって創り上げる、唯一無二の住空間。
そこで毎日暮らす人が、いつも、そしてふとした瞬間に、豊かさを実感できる空間。
それが建築家が建てる家です。
建物を設計する、空間をデザインするのが仕事であるため、建築家の建てる家は、ときに「デザイン偏重」と取られ兼ねません。
住宅雑誌やテレビのようなメディアでもそういう捉えられ方をすることが多々あります。
でも、私たちが追求する設計とは、家に求められる機能性や耐久性といったスペックは言うに及ばず、住まう人や周辺との調和や豊かさを実現する空間の設計であり、そこに住まう人たちの潜在的な要望、要求を見極め、建築主が大切にしている価値観や美意識を整理し、フィードバックさせながら、さらに安らぎと豊かさを日々感じとれる住空間を創造することなのです。
私たちが設計した「谷津の家」を見てみてください。
この空間は、光が満ち溢れるリビングと、そこから連続するプライバシーが守られたテラスを家族みんなが思いっきり楽しむことを実現するために設計しています。
建築主一人ひとりに住まい方や価値観、美意識へのこだわりがあります。
それらを「家」に溶け込ませながら住空間を設計するのが私たちの仕事です。
だから、建築家と建てる家は、すべてが唯一無二の住空間なのです。
想像してみてください。
もしも、あなたがこれから住まう家の中にいて、こんなことを感じられたなら。
風が見える
月の明るさに驚く
時間や季節を知らせてくれる「庭」がある
家の中に「外」がある
流れ落ちる雨が美しい
ピクニックしているような気持ちになる
毎日の暮らしが楽しくてしかたない
ずっと一生、ここで暮らしたい
想像してみてください。
家族と一緒に家で過ごすことを幸せに感じられたなら。
私たちは、そんな暮らしの実現のために、毎日毎日、住空間を設計しています。